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6月16日(日)講演会の開催|「乳白色の肌」の質感表現について:講師 ポーラ美術館主任学芸員 内呂博之氏

講演会 「乳白色の肌」の質感表現について
エコール・ド・パリの画家として知られるレオナール・フジタ(藤田嗣治、1886-1968)は、独自の技法で「乳白色の肌」を描き、1920年代のパリ画壇で絶賛を浴びました。フジタの作品に使用された画材や技法については、これまで多くの研究者によって調査研究が進められましたが、修復や画面保護用のニスが施されることの多かったフジタの絵画からは、彼がどのような肌の表現を目指したかは計り知ることができません。
本講演では、2023年にポーラ美術館で実施された、画面保護ニスなどが施されていない《ベッドの上の裸婦と犬》に対する分光蛍光分析の結果をもとに、肌質感の観点からフジタの「乳白色の肌」の技法の秘密を解き明かします。

講師:ポーラ美術館主任学芸員 内呂博之氏
日時:2024年6月16日(日) 14時00分~15時30分
会場:軽井沢安東美術館 サロン ル ダミエ
ご参加費用:無料(美術館の入館チケットが必要です)
定員:50名

内呂博之氏 プロフィール
2001年、東京藝術大学大学院博士後期課程中退後、公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館学芸員(-2013年)。2014年より公益財団法人金沢芸術創造財団金沢21世紀美術館コンサベーター兼キュレーター(-2018年)。現在、ポーラ美術館主任学芸員。専門は美術作品の保存修復、近現代美術史、藤田嗣治研究。おもな展覧会は、「レオナール・フジタ―私のパリ、私のアトリエ」(2011年)、「フジタ―色彩への旅」(2021年)、「シン・ジャパニーズ・ペインティング」(2023年)。『もっと知りたい藤田嗣治―生涯と作品』(2013年)、『藤田嗣治画集』(2013年)、『猫と藤田嗣治』(2018年)の共著がある。

お申込み方法:
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