美術館デビュー
ようこそ、軽井沢安東美術館へ
美術館ビギナーのためのガイドブック
一人の画家の人生を辿り、
心ゆくまで作品を楽しむ
軽井沢安東美術館は、世界の画壇で高く評価された画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品だけを展示・収蔵する、世界で初めての美術館です。
愛らしい「猫」、無垢な「少女」、そして崇高な「聖母子」の絵画を中心に、約330点にのぼる貴重なコレクションを収蔵。一人の芸術家が紡ぎ出した世界観に、初心者の方でも深く、心地よく浸っていただけます。
美術館を味わう、おすすめの過ごし方
まずはサロンで、やさしい解説動画から
当館に到着したら、まずはクラシックで落ち着いた「サロン ル ダミエ」へどうぞ。藤田嗣治の生涯や作品の背景をわかりやすく紹介する解説動画を放映しています。ここで少しだけ予備知識を取り入れてから展示室へ向かうことで、絵画鑑賞がぐっと面白く、身近なものに変わります。
ご自宅に招かれたような空間で、絵画と対話する
美術館は「オーナーの安東の邸宅に招かれて作品を鑑賞する」というコンセプトで作られています。デコラティブな額縁に飾られた名作たちを、ソファーに座りながらゆっくりと眺める贅沢な時間。細部まで緻密に描かれた美しい作品たちを、どうぞご自身のペースで贅沢に楽しんでください。
中庭と併設カフェで、まったりと余韻に浸る
アートを全身で楽しんだあとは、美しい中庭を眺めながら一休み。併設されている居心地の良いカフェで美味しいコーヒーを手に入れたら、テラス席へどうぞ。軽井沢の爽やかな風を感じ、緑に囲まれながら、お気に入りの1枚について語り合ったり、静かに考えを巡らせたりする時間は格別です。
美術館デビューのきっかけは「藤田の猫」から
藤田嗣治ポートレート
1927年撮影 軽井沢安東美術館蔵
藤田 嗣治
(レオナール・フジタ)
1886-1968。フランスで「乳白色の下地」と呼ばれる独自の表現を生み出し、世界を驚かせた"すごい日本人"。
「猫を愛し、猫に愛された、偉大なアーティスト」
パリの街で、そして自室で。生涯を通じてたくさんの猫たちと暮らし、彼らをこよなく愛した藤田。
細く、美しい線で描かれた猫たちは、時に愛らしく、時に神秘的で、まるで今にも動き出しそうな生命感に溢れています。
「絵画の難しいルールはわからない」という方でも、藤田の猫たちの愛らしい仕草や豊かな表情を見るだけで、自然と心がほどけ、笑顔になってしまうはずです。
『猫の本』より《アホリバァ》
1930年 コロタイプ・紙 軽井沢安東美術館蔵
『猫の本』より《アタラとヘシオン》
1930年 コロタイプ・紙 軽井沢安東美術館蔵
🐾 特別展示室に広がる「猫たちの世界」
館内には、藤田の描いた個性的な猫たちの作品が主役となる特別なコーナーがございます。まずはこのお部屋で、あなたに一番似ている猫、思わず撫でたくなるような猫を探すことから、お気軽に鑑賞をスタートしてみましょう。
「これ、好き!」を1枚見つけるだけ
すべての展示品を理解しようと肩肘を張る必要はありません。ただ流れるように眺めながら、自分の心が「キュン」とときめくお気に入りの1枚を探すだけでいいのです。
軽井沢安東美術館ならではの「うれしいルール」
📸 3点以上の作品が写る「展示風景」なら、写真撮影OK!
美術館といえば「写真撮影禁止」というイメージがあるかもしれませんが、当館は「作品が3点以上入った風景」としてであれば、館内での写真撮影をお楽しみいただけます。
まるで邸宅にお呼ばれしたような美しい館内と、藤田嗣治の名作たちが織りなす空間は、どこを切り取っても絵になります。あなたが見つけたお気に入りの景色をカメラに収めて、はじめての「美術館デビュー」の感動を、いつまでも色褪せない素敵な思い出としてぜひお持ち帰りください。
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