美術館デビュー
ようこそ、はじめての美術館へ
軽井沢の豊かな自然に佇む、温かく美しいアートの「おうち」
一人の画家の情熱と愛に、
心ゆくまで出逢う場所
軽井沢安東美術館は、世界の画壇で高く評価された画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品だけを展示する、世界で初めての美術館です。
愛らしい「猫」、無垢な「少女」、そして崇高な「聖母子」の絵画を中心に、約300点にのぼる貴重なコレクションを収蔵。あちこちに目移りすることなく、一人の芸術家が紡ぎ出した世界観に、初心者の方でも深く、心地よく浸っていただけます。
美術館を味わう、おすすめの過ごし方
まずはサロンで、やさしい解説動画から
当館に到着したら、まずはクラシックで落ち着いた「サロン」へどうぞ。藤田嗣治の生涯や作品の背景をわかりやすく紹介する解説動画を放映しています。ここで少しだけ予備知識を取り入れてから展示室へ向かうことで、絵画鑑賞がぐっと面白く、身近なものに変わります。
ご自宅に招かれたような空間で、絵画と対話する
展示室は「お客様を自宅にお招きする」というコンセプトで作られています。大きな額縁に飾られた名作たちを、ソファーに座りながらゆっくりと眺めることができます。たとえば『結婚式(1950年)』のような、細部まで物語が詰まった美しい作品を、どうぞご自身のペースで贅沢に楽しんでください。
中庭と併設カフェで、まったりと余韻に浸る
アートを心で受け止めたあとは、美しい中庭を眺めながら一休み。併設されている居心地の良いカフェで美味しいお茶を手に入れたら、テラス席へ。軽井沢の爽やかな風を感じ、緑に囲まれながら、お気に入りの1枚について語り合ったり、静かに考えを巡らせたりする時間は格別です。
デビューのきっかけは「藤田の猫」から
藤田 嗣治 (レオナール・フジタ)
1886-1968。フランスで「乳白色の下地」と呼ばれる独自の表現を生み出し、世界を驚かせた"すごい日本人"の先駆者。
「猫を愛し、猫に愛された、偉大なアーティスト」
パリの街で、そして自室で。生涯を通じてたくさんの猫たちと暮らし、彼らをこよなく愛した藤田。
当館が収蔵する『眠る親子猫(1929年)』に代表されるように、細く、美しく引き締まった「線」で描かれた猫たちは、時に愛らしく、時に神秘的で、まるで今にも動き出しそうな生命感に溢れています。
「絵画の難しいルールはわからない」という方でも、藤田の猫たちの愛らしい仕草や豊かな表情を見るだけで、自然と心がほどけ、笑顔になってしまうはずです。
🐾 特別展示室に広がる「猫たちの世界」
館内には、藤田の描いた個性的な猫たちの作品が主役となる特別なコーナーがございます。まずはこのお部屋で、あなたに一番似ている猫、思わず撫でたくなるような猫を探すことから、お気軽に鑑賞をスタートしてみましょう。
これだけ知っていれば大丈夫。心地よいマナー
リラックスできる歩きやすいスタイル
美しい作品たちを心ゆくまで見て回るために、疲れにくい歩きやすい靴でお越しください。大きなリュックや長い傘は、作品保護のため無料ロッカーへ。手ぶらに近い状態で鑑賞するのが、もっとも贅沢な過ごし方です。
「ヒソヒソ声」での小さな会話はOK
決して息を潜めて、無言でいなければならない場所ではありません。「この子の表情、可愛いね」「あの色使いが素敵」など、お連れ様との小さな声での対話は、鑑賞をより豊かにしてくれます。周りの方に配慮しながら、優しく言葉を交わしてください。
「これ、好き!」を1枚見つけるだけ
すべての展示品を理解しようと肩肘を張る必要はありません。ただ流れるように眺めながら、自分の心が「きゅん」とときめくお気に入りの1枚を探すだけでいいのです。美術の専門的な知識は、ここには必要ありません。